BShiでオペラ「リゴレット」を鑑賞
2009年私のオペラ初めは豪華絢爛キャストで贈るヴェルディの「リゴレット」です。
といってもTV放送ですけど・・・
去年6月21日ドイツ・ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオパー)で行われた公演の録画です。こんなに早くTV放送されるなんて予想外のことで嬉しい限りです。NHKさんありがとう!NHKもたまには粋なことやってくれますな。
公演当時はオペラ界ではかなり話題となりました。新聞の文化欄にも取り上げられたくらいです。というのもゼンパーオパーは比較的地味で目立たないオペラハウスであり、わざわざ遠くから出かけて行くほどの魅力的な顔ぶれが揃わない歌劇場といわれている。しかしたまに今回のようにあっと驚かせるようなお祭り公演を敢行してしまうらしい。要チェック!
「リゴレット」自体は極めてポピュラーなオペラなのだが、主役級のキャスト(3人)がなんとも豪華な顔ぶれなのだ。リゴレット(ジェリコ・ルチッチ)、ジルダ(ディアナ・ダムラウ)そしてマントバ公爵(ファン・ディエゴ・フローレス)
おそらくMETでもROHでも3人おそろいではお目にかかれないだろう顔ぶれ。人気実力ともに兼ね備えた今旬のキャストによる公演だから注目度大なのです。シュターツカペレ音楽監督でもある指揮者ファビオ・ルイージも見逃せませんよ。
さて「リゴレット」とは
ヴィクトルユゴーの戯曲「王は愉しむ」を下敷きに、ヴェルディがオペラ「リゴレット」に仕立てた。劇中歌われる有名なアリアは数あるが、良く知られているのが「女心の歌」↓
フローレスの真骨頂ベルカントテノールが冴えまくりです。。。
主な配役
マントヴァ公爵(テノール) ・・・ ファンディエゴ・フローレス
リゴレット、 公爵に仕えるせむしの道化(バリトン)・・・ ジェリコ・ルチッチ
ジルダ、リゴレットの娘、16歳(ソプラノ) ・・・ ディアナ・ダムラウ
スパラフチーレ、ブルゴーニュ生まれの殺し屋(バス)
マッダレーナ、スパラフチーレの妹(メゾソプラノ)
あらすじを知りたい方はここをご覧ください。
私がルチッチを聴くのは去年METライブビュー「マクベス」以来二度目、安定感と広がりのあるバリトンは相変わらず素晴らしい。歌唱力とともに屈折したリゴレットを見事に演じきった。現在リゴレットをやらせたら世界一と言われるだけのことはあります。顔面に絵の具を塗りたくった鬼気迫る演技は映画「バットマン・ダークナイト」のジョーカー(ヒースレジャー)と被るなぁ。。。
ジルダのディアナ・ダムラウもルチッチ同様に安定したリリックソプラノを情感たっぷりに歌い上げる。その歌唱力は抜群!フローレスとの二重唱はまさに圧巻です。
ルチッチと親子のデュエットあり、恋人フローレスとの熱いデュエットもありの大活躍。この舞台で彼女の魅力が余すところなく引き出されたのではないだろうか。まさにこのオペラのキーパーソンと言える。
ディアナ・ダムラウ Brava! 素晴らしい! 注目しましょう。
三人それぞれが期待どおりの歌唱で感動的な舞台を演じました。
HDDに録画してあとでゆっくりなんて思っていたところ、ぐいぐい引き込まれて結局最後まで観てしまいました。なんと終了時刻 午前零時半!
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私の 『Music life・2009』(適当にネーミング)はベルリンフィルのウェブコンサートからいい感じにスタートいたしました。 今週の予定、METライブビューイング「タイス」に続いてN響定期ライブと目白押しです。
それからVnのレッスンも今週から始まりまーす♪ 开始练习吧、加油!
by 5-saturn
| 2009-01-11 19:27
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