METライブビューイング⑥ 『オルフェオとエウリディーチェ』
METライブビューイング、シーズン第6弾『オルフェオとエウリディーチェ』を観てきました。
ギリシャ神話に登場する竪琴の名手オルフェオとその妻エウリディーチェの悲恋を描いた、グルックの代表作ともいえるオペラです。悲恋と言っても最後はどんでん返しのハッピーエンドなんですけどね♪
いわゆるバロックオペラにカテゴライズされる作品です。
そしてバロックオペラの特徴であるバレエ(ダンス)シーンがたくさん登場します。
バレエといってもクラシックとは対極の超モダンダンスですがなぜかまったく違和感はない、斬新でpopなカンジはむしろ楽しい。今回振り付けを担当したMark Morris氏 の自信作のようだ。インタビューで登場したが、ゲイっぽい仕草がもう~たまりましぇ~ん^^
オルフェオは本来はカストラートが歌うのですが、現在ではコントラテノール、メゾソプラノまたはアルトが歌います。今回はメゾソプラノのstephanie Blytheが演じました。
一方エウリディーチェはソプラノのDanielle de Niese、 目鼻立ちのはっきりしたビジュアル系歌手です。
ファットとスリムの対照的な二人ではありましたが、アンサンブルは絶妙!素晴らしかった。
主な登場人物はこの二人と天使、たったの三人ですがバックコーラスやダンサーが舞台を華やかに盛り上げます。舞台の後方にいる100人のバックコーラスは黄泉の国にいる人々という設定。歴史上の人物がその扮装をして壇上にずらりと並ぶというなんとも懲った演出。
ナポレオン、エリザベス一世、ヘンリー8世、リンカーンくらいはわかりましたが・・・
帰宅後METのウェブサイトを開いて改めて検証、「そうか、なるほどね!」
とかっ、独りごとを言いながらけっこう楽しめました♪ サービス精神旺盛な演出家ですこと!
今シーズンのライブビューイングもあと4作品となってしまいました。
ネトレプコ、デセイ、フローレス、ガランチャと人気&実力派が続きます^^ 楽しみだな!
by 5-saturn
| 2009-02-20 21:47
| opera
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |