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Met HD ライブ・ビューイング 「ジークフリート」


ジークフリートのJ.Hモリス
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ワーグナーのリングサイクル(ニーベルングの指輪・1.ラインの黄金2.ワルキューレ3.ジークフリート4.神々の黄昏)の3作目「ジークフリート」を観た。

当初ジークフリートに予定されていたベン・ヘプナーがジークフリート役の卒業宣言をしたので、シーズン発表前にギャリー・レーマンへの交替が決まっていた。ところがこの9月リハーサルも始まっていたにもかかわらずレーマンも突然の降板(理由はよくわからない)となった。

ジークフリートを歌える歌手なんてそこらにごろごろいるわけでもなく・・・もはや初日が一週間に迫っていたこともあり、無名のジェフ・ハンターモリスが抜擢された。メトは大きな賭けに出た、というか出ざるを得なかったのだろう。

こんな裏事情を知ったうえでJ.モリスのジークフリートを観た感想をひとことでいうと大満足!
伸びやかで若さ漲るテノールはまさにジークフリートのための声といっても言い過ぎではない。恐れを知らないジークフリートの純粋無垢なキャラそのものだ。リングのなかでもこのジークフリートは4時間近くほとんど出ずっぱり、トップアスリート並みの体力をも持ち合わせていなければならない。さしずめワーグナーオペラの主役級はこれら全てが求められるのだ。

そういえば、昨年新国立劇場で観た「ジークフリート」では主人公ジークフリートのTシャツの大きなSマークが付いていた。ジークフリートを歌う歌手はある意味スーパーマンでなければならないことを暗示していたのかも・・・・しかしあのマンガちっくな演出に比べれば、ハイテクを駆使しまくりだが今回のR.ルパージュ演出のほうがはるかに受け入れやすい。 Tシャツのジークフリートはイケてません。

リングサイクルのなかで一番人気は「ワルキューレ」といわれるが、私はこの「ジークフリート」が一番好きだ。
1幕のミーメとのやりとりは現代にも通じる親子の葛藤(本当は親子じゃないが)、2幕では森の小鳥が出てきたり、どこか牧歌的な印象、3幕はブリュンヒルデの登場でジークフリートと愛のデュエットは圧巻です。

そして来年2月「神々の黄昏」に続くが、J.モリスの登場で楽しみになってきた。
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by 5-saturn | 2011-12-04 00:11 | opera

@アルブレヒト・デューラーの家(2016/July)


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