*** 私のお気に入り ***

yurisawa.exblog.jp ブログトップ

ワルキューレ@新国立劇場


新国立劇場で昨年10月から始まったワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』4部作の第1日『ワルキューレ』を観てきました。

c0072847_08013972.jpg

c0072847_08014073.jpg


序夜『ラインの黄金』上演からなんと、1年ものブランクがあり、その記憶は薄れつつありましたが

ローゲを歌ったテノールのステファン・グールドの歌唱は群を抜いて素晴らしかったことはちゃんと覚えています。

その時の舞台は白を基調にしたシンプルな上に一幕ものなので舞台変化に乏しく、印象は薄いものでした。

ただ、ラストシーンでヴォータン家族がヴァルハラ城へ入場する時の動きがフォークダンスに見えて、ちょっと笑えました。
実は笑う場面ではないのですが。

オケについては弦楽器パートが綺麗なストリングスを奏でる一方で、時折金管が鳴り過ぎてやや耳障りな場面もあり、、、

そんなこんなで、次回作への大きな期待感はありませんでした。

ところが
今作の『ワルキューレ』は
一幕目から舞台に引き込まれてしまいました。

一幕の最大の見せ場である
ステファン・グールド(ジークムント)と
双子兄妹のジークリンデと禁断の愛を交わすアリア♬ はとても素晴らしかった。

ドイツ歌曲を彷彿とする美しい旋律はまさにワーグナーの世界!
このままずっーと聴いていたいくらい心地よいものでした。
グールドの美声はここでも健在!
余裕さえ感じるほどです。

二幕、ヴォータン(父)とブリュンヒルデ(娘)の親子愛溢れるやりとりのシーンは美しい旋律と相俟って、胸を打たずにいられません。

三幕、ブリュンヒルデがヴォータンによって岩山で炎に囲われ眠りにつくシーンは本物の炎と見紛うほどの迫力でラストシーンを飾ります。おおっ!

オケは今回も金管の鳴り過ぎが気になるも弦楽パートがそれを打ち消すばかりの健闘でした。ワルキューレは抒情的な旋律が聴きどころですから弦楽は鍵となります。

演出は故ゲッツ・フリードリヒの20年前の作品だということ。

6年前にここで再演された「トーキョー・リング」のキースウォーナ演出版『ジークフリート』と『神々の黄昏』の2作を観たことがありますが個人的には今回の演出版の方が親しみが持てます。

演出次第で印象、解釈が大きく変わるのは当たり前のことですが、突飛な演出は好まないところです。
c0072847_12153815.jpg


この日は友人Oさん(数年前にオペラを通じて知り合った)とご一緒することができ
おかげで2度の長いインターバルも楽しい時間に変わりました。

c0072847_10182104.jpg


次回の『ジークフリート』は来年6月、
楽しみになってきました。
[PR]
by 5-saturn | 2016-10-14 13:31

@アルブレヒト・デューラーの家(2016/July)


by 5-saturn
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30