アウシュビッツ・ビルケナウ収容所
クラクフ近郊には人類史上最悪とも言えるナチスによる大量虐殺が行われたアウシュビッツ・ビルケナウ捕虜収容所があります。
個人で訪れるにはクラクフ駅から電車で、ということになりますが、本数も少ないうえ何かと時間もかかりそうなので、今回 SEE KRAKOW のバスツアーに参加しました。
12時25分所定のピックアップ場所で待ってると
ガイドのピーターさんが現れました。
ここでは私達二人とイギリス人、フランス人の女性其々二人合わせて4人のみ、車が待機する場所に行くと、10人に増え、更にピックアップしながら、最終的には20人に膨れ上がりました。
これは英語ガイド組で、この日の午後ツアーは他に仏語、スペイン語、イタリア語の組も催行していました。
連日世界中から多くの観光客が訪れているんですね。
1時間半車に揺られ、ビルケナウ収容所に到着。
"ARBEIT MACHT FREI"
「働けば自由になる」の文字が目に入る
こんな言葉はナチスの欺瞞だったのです。
そういえば、ドイツのミュンヘン郊外にあるダッハウきょうせい収容所にも同じものがありました。
ここからツアーが始まります。
当時そのままの数十棟のレンガ造りの建物を、博物館さながらに展示棟として公開されています。
収容された人々の髪の毛、眼鏡、カバン、等々
銃殺処刑の場所、そして極め付けはガス室。
見て行く内に次第に気が重くなって来ます。
私達はガイドの説明にも、ただ無言で頷くばかりでした。
2時間程度見学した後は
そこから2〜3km離れた場所に移動。
そこはヨーロッパ全土から列車で強制連行された、囚人達の終着地を復元している広大な場所だ。
この光景は誰でもテレビや雑誌で、一度は目にしたことがあると思います。
アウシュビッツの悲劇は人間の仕業にほかならないのです。
イスラム国、北の暴挙しかり。
今そこにある脅威は、何かのキッカケで暴発し
いつまたどこでこのような悲劇が繰り返さないとも限らない。
冷たい小雨の中を歩きながら、こんな身震いするような思いがこみ上げてきました。
by 5-saturn
| 2017-10-07 13:43
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