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CPE法案撤回について


今年1月、フランス、ブルターニュの地方都市レンヌから始まったCPE(新規雇用契約)に反対する学生のデモは治まる気配もみせないまま、PARISをはじめとする全国に波及してしまいました。これを受けて10日、ドビルパン首相は「試練だった」とCPEの事実上撤回を表明しました。このニュースは意外でした。自ら法制化した政策をまさか撤回するはずがないと思っていましたから・・・これは明らかに失策といわざるを得ません。

ところでこのCPEとは、フランスのドビルパン首相が法制化した若者雇用促進策のこと、26歳未満の雇用に2年間の試用期間を設け、雇用者側がこの間、理由を示さずに解雇できるようにすることです。近年失業率の悪化に対応すべく企業の採用意欲を促進するべく作られた法案でした。これに対して採用される側の学生は「雇用の不安定化」に繋がると猛反発し、デモ、ストライキで反対の抗議運動を始めた、ということです。
しかし採用される側にとってこの法案は一方的に不利とばかりは言えないのではないでしょうか。2年間真面目に働けばそのまま終身雇用もあり得るのですから。日本でも3ヶ月やそこらの試用期間はザラです。やや長めの試用期間と考えればいいのでは・・・と思いますが。。。

グローバリゼーションの加速と共に、若者が雇用バランスの調整弁に充てられていくことも考えられ、今後世代間格差が拡大することも懸念されます。
遠いヨーロッパで起きていることですが、もはや「対岸の火事」ではありません。
日本も近い将来そういう問題に直面することは明らかです。現に正社員より扱いやすく、ローコストのパート、派遣社員にシフトしている傾向にあります。
いまフランスで起きている一連の出来事を、私たち日本人は「他山の石」としなければなりません。
移民問題もまだ燻り続ける中、来春の大統領選挙を控えたドビルパン首相には更なる試練が襲いかかっています。今後の動向に要注目ですね。

PIC:(Sep.27/'03)
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by 5-saturn | 2006-04-11 18:57 | news

@アルブレヒト・デューラーの家(2016/July)


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