MET ライブビューイング ⑤
METライブビューイング今シーズンのラストを飾る作品ドニゼッティの「連隊の娘」を観てきました。
ナタリー・デセイとディエゴ・フローレスの共演はシーズンを締めくくるに相応しい素晴らしい舞台でした。
ヒロインのマリー演じるデセイは目下超売れっ子のコロラツゥーラ・ソプラノの歌手ですが、舞台狭しと駈け回るパワフルで個性的な演技は女優としても、もう完璧です!観客を惹きつけないはずがない。好感の持てる今まで見たことのないタイプのオペラ歌手という印象でした。
一方のフローレスはこれまたハイCの声を持つ美声、美形のテノール歌手で、豊かで甘く伸びやかな高音はパヴァロッティの再来かと思わせるほどです。一幕のアリア ♪Ah mes ami♪ではなんとハイCを9回も歌ってのけます。100年にひとりの逸材との呼び声も高いとか。。。
(ハイCとはテノールの音域で高いハの音で、今は亡きパヴァロッティはキング・オブ・ハイCの異名を持っていた)
ドニゼッティの軽妙洒脱なストーリーの面白さと息の合った若い二人の美声の競演にすっかり魅了されてしまいました。ますますオペラにはまりそうだなぁ~
同行した友人のIさんったら「ポスト パヴァロッティはフローレスに決定!」なんですって・・・・追っかけでもしそうな勢いでしたわ(笑)
METライブビューイング2008~2009シーズンのラインナップは11作品の上映予定があり、この二人の共演『夢遊病の女』をはじめとして、12月にはバリトンのトマス・ハンプソンが登場します。マスネの『タイス』でソプラノ ルネ・フレミングとの共演、楽しみです。
「待ちかねたぞ、ハンプソン!」 ってな心境ですね(笑) でも半年後ですけど・・・
by 5-saturn
| 2008-05-13 10:20
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