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ワルキューレ@新国立劇場


新国立劇場で昨年10月から始まったワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』4部作の第1日『ワルキューレ』を観てきました。

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序夜『ラインの黄金』上演からなんと、1年ものブランクがあり、その記憶は薄れつつありましたが

ローゲを歌ったテノールのステファン・グールドの歌唱は群を抜いて素晴らしかったことはちゃんと覚えています。

その時の舞台は白を基調にしたシンプルな上に一幕ものなので舞台変化に乏しく、印象は薄いものでした。

ただ、ラストシーンでヴォータン家族がヴァルハラ城へ入場する時の動きがフォークダンスに見えて、ちょっと笑えました。
実は笑う場面ではないのですが。

オケについては弦楽器パートが綺麗なストリングスを奏でる一方で、時折金管が鳴り過ぎてやや耳障りな場面もあり、、、

そんなこんなで、次回作への大きな期待感はありませんでした。

ところが
今作の『ワルキューレ』は
一幕目から舞台に引き込まれてしまいました。

一幕の最大の見せ場である
ステファン・グールド(ジークムント)と
双子兄妹のジークリンデと禁断の愛を交わすアリア♬ はとても素晴らしかった。

ドイツ歌曲を彷彿とする美しい旋律はまさにワーグナーの世界!
このままずっーと聴いていたいくらい心地よいものでした。
グールドの美声はここでも健在!
余裕さえ感じるほどです。

二幕、ヴォータン(父)とブリュンヒルデ(娘)の親子愛溢れるやりとりのシーンは美しい旋律と相俟って、胸を打たずにいられません。

三幕、ブリュンヒルデがヴォータンによって岩山で炎に囲われ眠りにつくシーンは本物の炎と見紛うほどの迫力でラストシーンを飾ります。おおっ!

オケは今回も金管の鳴り過ぎが気になるも弦楽パートがそれを打ち消すばかりの健闘でした。ワルキューレは抒情的な旋律が聴きどころですから弦楽は鍵となります。

演出は故ゲッツ・フリードリヒの20年前の作品だということ。

6年前にここで再演された「トーキョー・リング」のキースウォーナ演出版『ジークフリート』と『神々の黄昏』の2作を観たことがありますが個人的には今回の演出版の方が親しみが持てます。

演出次第で印象、解釈が大きく変わるのは当たり前のことですが、突飛な演出は好まないところです。
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この日は友人Oさん(数年前にオペラを通じて知り合った)とご一緒することができ
おかげで2度の長いインターバルも楽しい時間に変わりました。

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次回の『ジークフリート』は来年6月、
楽しみになってきました。
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# by 5-saturn | 2016-10-14 13:31

初秋の富士@山中湖


夏が終わり初秋を迎える頃
晴れた早朝の富士山は
むき出しの山の地肌が
紅く染まる一瞬があります。
それを『赤富士』と言うそうです。

先日訪れた山中湖で
その『赤富士』に出会いました。

十数年前の晩冬、同じ場所で見た富士は
真っ白な雪を頂いた貴婦人さながら!

四季折々に多彩な表情を魅せる富士山ですが、そのいづれも美しいことには変わりありません。

山中湖畔に着いた初日は
今にも降り出しそうな空模様で
富士山はすっかり雲の中でした。

それが・・・

なんと、翌朝には一点の曇りもない青空に
雄々しい姿を現したのです。

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何という幸運!

しかし
それも束の間
あっという間に雲に隠れてしまいました。
山の天気はホントに気紛れっ>_<
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一瞬の赤富士でしたが
霊峰富士のご利益、しかと頂戴しました。

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# by 5-saturn | 2016-09-29 22:57

谷川温泉


みなかみ町から車で走ること30分、谷川温泉にある「別邸 仙寿庵」が本日の宿。

Relais et Chateaux グループが公認する温泉旅館です。

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人里離れた山間の広大な敷地に建つ隠れ家的な大人の宿。

傍には谷川が流れ、せせらぎの音が耳に心地よく癒やされます。
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早速、露天風呂でひとっ風呂浴び、身を清めて夕食に向かいます(笑)

夕食が始まる頃に雨がしとしと降り始めました。

ガラス越しに雨を眺めながらの食事もなかなかの風情です。
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付き出しに始まり、次々と献立は進み
満腹感と満足感に浸りつつ
ゆるゆると、2時間程経過、、、
全9品の晩餐が終了しました✨
美味しかったぁ😀

一品の量から言えば決して多くは無い、むしろ少ないかも知れない。

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上州黒毛和牛山椒焼
谷川茸と鮑薄衣揚げ
酢橘

こんな感じです。

少量で、どんな客に対しても満足感、満腹感を与えられるということは、作り手に余程の自信がなければできないことですね。

一品一品が丁寧に味付けされ、かつ洗練されていて、とても美味しい。

部屋に戻ると、さらに夜食と果物が用意されていました。

何から何まで「おもてなし」の極意を感じる素晴らしい旅館でした。

就寝前にも勿論
もうひとっ風呂♨️

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# by 5-saturn | 2016-09-16 13:40

上州路

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信州上田と上州沼田を結ぶ真田街道周辺には真田一族にまつわるたくさんの城があります。

それらの殆んどが遺構だけを残した城址。訪れた沼田城、名胡桃城も建物はありません。

沼田城址

現在は公園となっており、一角に真田信之と妻小松姫の石像があります。

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足元には六文銭!
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鐘楼
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濠跡
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名胡桃城址

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沼田城址から車で北西へ10分程走ると名胡桃城址(みなかみ町)があります。

真田昌幸が築城した北条攻めのきっかけとなった山城。
沼田城の支城という位置付けらしい。

街道に面した入り口の三郭→二郭→本郭と奥へと進みます。

一番奥にある本郭

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周りはかなり険しい谷に囲まれている。
これじゃ、敵も攻めにくいことでしょう。
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先人達の足跡散策を楽しんだ後は
さぁ、今日の宿へ向かいます。


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# by 5-saturn | 2016-09-14 22:07

写真展へ



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竹橋にある東京国立近代美術館の
『トーマス・ルフ』展へ

絵画展に行く機会は多いのですが写真展となると、ほとんど行くことはありません。

トーマスルフ日本初の回顧展というので
友人Mさんに誘われて行ってきました。

広々としたフロアーには

70年代アナログの古いものから・・・

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現代最新のデジタル時代まで総数125点に及ぶ作品の数々。

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写真歴史の変遷がよくわかります。

今や媒体としての写真から
デジタル加工を駆使したアートへ
可能性はどんどん広がっています。

従来の写真展のイメージを覆すような作品に圧倒されました。


「press++」シリーズ からは
こんな写真も

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半世紀前、
日本に初めて新幹線が開通した当時
名神高速道路と東海道新幹線が岐阜羽島駅付近で交差する絶妙の瞬間を捉えたプレス写真の原稿。

Super ✨

これを両面をスキャンして一面に統合する手法らしい。

なかなか面白い発想ですね!

この「press++」シリーズは2016年に始まった世界初公開の最新作だそうです。

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ご覧のように
こんなにゆったりしたスペースで鑑賞できるしカメラもフラッシュなしでOK✌️
日本の美術館では
まだ希少な対応です。
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休憩室から見た皇居ビュー🎵

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# by 5-saturn | 2016-09-08 10:29

ここはダイバーシティ!

Wiener Zentralfriedhof
ウィーン中央墓地
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往年の映画『第三の男』のラストシーンで登場する並木道。実はこのウィーン中央墓地で撮影されました。
あのテーマ曲が何処からとなく聞こえてきそう🎵

オペラ前からトラムに乗って20分、ウィーン中央墓地前に到着。

威風堂々の正門をくぐると
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墓地と言うより広大な敷地の公園さながら。園内にはバスや馬車が巡り
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墓参りの人はもちろん、カップルや親子連れが憩う場所として市民に親しまれている。

なかでも観光客が集中する一角があった。

そこは

ブラームス🎵

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ヨハン・シュトラウス🎵

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シューベルト🎵

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モーツァルト🎵

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ベートーベン🎵

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等々、ウィーンを代表するビッグネームの音楽家が一同に集う一角でした。

モーツァルトに関しては
実はここには埋葬されておらず、あくまでも記念碑だそうです。モーツァルト無くしてウィーンの音楽は語れませんものね。

さすが、音楽の都を標榜するウィーンだけに墓地までもが観光者目線です。

それもさることながら

この墓地は140年前に都市計画の一環として

『どの故人も国籍、宗教に関わらずここに埋葬する』

という理念のもとに造られたそうです。

素晴らしい!

まさに、昨今叫ばれているダイバーシティ
(多様性)の先駆けですね!

今もなお、人種、宗教を越えて世界中から
埋葬のオファーが絶えないそうです。
日本人の墓もありました。
そして、ワンちゃんも・・・

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# by 5-saturn | 2016-08-26 20:30

Das Gross Festspielhaus in Salzburg


ザルツブルグ祝祭劇場

中世の街並みが残るザルツブルグで年に4回音楽祭があります。
そのメイン会場が『ザルツブルグ祝祭劇場』なのです。

1月にMozart Woche(モーツアルト生誕週間)
3~4月の復活祭はOsterfestspiele Salzburg(復活祭音楽祭)
5月にBarock Pfingstfestspiele(バロック精霊降臨祭)

そして7月下旬~8月末まで、40日間にも渡って夏の音楽祭(ザルツブルグ音楽祭)が開催され、ウィーンフィルを中心に世界中の一流オーケストラが出演、およそ10本のオペラ、コンサート、が連日連夜上演されます。クラシック(オペラ)ファンなら一度は訪れてみたい音楽祭です。


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劇場西側にあるカラヤン広場前の「馬の洗い場」、馬を描いたフレスコ画が見事!
岩盤をくり抜いて建造された劇場だけに、岩にピッタリ張り付いています。
おおっ~!
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♬『メリーウィドウ』の作曲者フランツ・レハールの胸像
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新演出グノーの「ファウスト」ベチャワとアグレスタ出演
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今年も残念ながら日程の都合でオペラを見ることは叶いませんでした。
昨年ガイドツアーに参加したので、3つの劇場と内部の様子をアップします。

正面玄関をはいるとまず目に入ってくるのは壁一面に描かれたフレスコ画!
美術館と見紛うばかりのインパクトです。
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カールベーム・ザール

ザルツブルグ音楽祭に対するカールベームの功績をたたえて名づけたホールのこと
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Haus für Mozart(モーツアルト劇場)

やや小ぶりで縦長のホールで小規模なオペラが上演されます。
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foyer(ホワイエ)

インターミッション(休憩)ロビーですが、ここもまた美術館さながら。
高い天井に描かれた画が凄い!
ここにも馬が・・・
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Grosses Festspielhaus(祝祭大劇場)

客席は横に広く、段差があるのでどの席からもよく見えます。舞台の間口が30mもあり、他のオペラハウスと違って舞台は奥行より横幅が長い感じです。ワイドスクリーンといったところでしょうか。次は是非ともこの席で・・・
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この日は「ばらの騎士」のセット設営中でした。
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Felsenreitschule(フェルゼンライトシューレ)

馬術学校のうらの岩盤を削って作ったホールで舞台後方のバルコンのような部屋も岩をくり抜いたもの。可動式のオープンエアーなので自由で個性的な演出ができる実にユニークな劇場です。
映画「サウンドオブミュージック」で登場しましたね。

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Salzburger Mozart-Matineen
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ザルツブルグ祝祭劇場は音楽ホールでありながら劇場そのものが芸術作品、更には自然、街とも融合した綜合芸術と言えますね。
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# by 5-saturn | 2016-08-16 10:29 | opera

@アルブレヒト・デューラーの家(2016/July)


by 5-saturn
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