The Mariinsky Ballet 『La Belle au bois dormant』
先週のことになるが、上野文化会館にマリインスキーバレエ団の来日公演を観に行った。
一糸乱れぬ群舞(コール・ド・バレエ)のシーンは、マリインスキー・バレエの舞台が世界一といわれている。この日の演目は『眠れる森の美女』、それはそれは豪華絢爛かつファンタジックな舞台であった。
『眠れる森の美女』は19世紀末、ロシアロマノフ王朝統治下バレエ芸術が絶大な庇護を受けていた時代に、チャイコフスキーとプティパ という二大巨匠がお互いの才能を最大限に発揮し作り上げた大傑作である。
まるでデジレ王子がアレクサンドル3世そのものを思わせるようなまさに歴史絵巻舞台だ。
オーロラ姫に扮するヴィクトリア・テショーシキナの完璧なボディラインに目が釘付け!
長い手足は言うに及ばず、上げられた腕や指先の角度、首のラインまでが揃う様はただただ「美しい」のひとことに尽きる。デジレ王子に扮するウラジミール・シクリャローフとのグラン・パ・ド・ドゥでは絶妙のコンビネーションを魅せた。軽々と宙に舞い、音も立てずにフワッと着地するさまはもはや神業としか言いようがない。
感動的な舞台であった。
by 5-saturn
| 2009-12-11 10:30
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