ワルシャワ街歩き ②
今日は風がない分昨日より暖かく感じますが
気温は8°C、まだ10月初旬というのに
日本で言う冬日の季節感です。
ワルシャワの主な見どころはワルシャワ歴史地区に有り、ほぼホテルから徒歩圏なので効率良く廻れば、1日で少なくとも5カ所は行けるでしょう。
先ず、世界初のノーベル賞(物理学賞)更にその8年後にノーベル賞(化学賞)を受賞した
マリーキュリーの館を訪ねます。
マリーは代々優秀な科学者の家系に5人兄弟の末っ子として生まれ、ワルシャワ旧市街にあるこの家で育ちました。
当時ポーランドはロシアの支配下にあり、インテリ層であるマリーの父親は監視下に置かれており、マリーが6歳の頃父親が逮捕され、それをキッカケにに一家は次々と悲運に見舞われました。
それでも苦学しながら勉学に励み23歳のころ
嫁ぎ先パリにいる姉のもとに移り住み、ソルボンヌ大学で本格的な研究に没頭することになります。
フランス人の夫ピエールは超真面目な科学者。
マリーに一目惚れだったらしいです。
ピエールは何度も何度も求婚しました。
その後結婚して、2人の子供達も後に科学者になり、キュリー一家は生涯で通算5回もノーベル賞を受賞しました。
驚きですね‼️
研究ノートの一部は100年以上経過した今もまだ放射能を放出しているので別の場所に保管してあるそうです。
キュリー夫人邸から徒歩5分ほど
旧市街のど真ん中にある旧王宮です。
ワルシャワの歴史は14世紀に始まりますが、この王宮は18世紀後半アウグスト王によって素晴らしい王宮に仕上げられました。
ところが、
大戦でワルシャワ市内はほぼ壊滅。
この王宮も例外ではありませんでした。
例えば日本では戦後復興と言い、全く新しい都市をつくりましたが、ワルシャワ市民は壁のひび一本に至るまで精密に、街を復元する道を選択しました。
戦後数十年かけて、新しくて古い街が完成、それがワルシャワです。
ワルシャワ歴史地区として、ユネスコ世界遺産に登録されました。
ロシア、ドイツ、スウェーデンなどの周辺国に翻弄された悲劇的な歴史の裏に、ポーランド人の不屈の精神を垣間見たような気がします。
美しい天井画も
全て精巧に復元されています。
高価な絵画や調度品などはいち早く避難、保管され難を逃れたそうです。
校外学習の子供達に遭遇
聞けば4歳児とか・・・
まだ未就学児ですよ!
恐るべし情操教育です。
ポーランドの未来はきっと明るいな、と
確信しました。
ショパンの遺品 、愛用したプレイエルのピアノ! 意外に小さい。
ショパン博物館からホテルに戻る途中
ヴィスワ川沿いにある
コペルニクス科学センターに立ち寄りました。
ヴィスワ川はポーランド国内を大き蛇行しながらバルト海へと流れています。クラクフのヴァヴェル城の下方を流れていました。
川向こうに、2012年に出来た新しい国立競技場も見えます。
コペルニクス科学センター
コペルニクス関連の博物館と思いきや
なんとも、来場者の8〜9割は子供です。
子供のサイエンス・テーマパークと言ったところでしょうか。私達、ちょっと場違いだったかしら?
日本にもこんな場所があればいいですね。
結局この日は4箇所を訪問。
夕食はスマホで調べたホテル近く人気のタイ料理レストランで。。。
店内には客が100人近くいたようです。
味もバッチリ👍
ポーランド料理もいいけど、どの国に行ってもエスニックは外せない私達です。
by 5-saturn
| 2017-10-12 13:29
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